会議の録音・文字起こし・要約をAIが自動化するツールは、リモートワーク定着後に急速に普及しました。本記事では主要6ツール(MeetGeekFireflies.aitl;dvNottaTactiqOtter.ai)を日本語精度・機能・料金・会議プラットフォーム連携の4軸で比較し、用途別おすすめを解説します。

AI議事録ツール 機能比較表

項目MeetGeekFireflies.aitl;dvNottaTactiqOtter.ai
日本語精度✅ 最高水準△ 英語特化
対応プラットフォームZoom・Meet・TeamsZoom・Meet・Teams・WebexZoom・Meet・TeamsZoom・Meet・Teams・対面録音Zoom・Meet・TeamsZoom・Meet
AI要約・アクションアイテム
会議ライブラリ・横断検索✅ 強み
動画クリップ共有✅ 強み
リアルタイム字幕表示✅ 強み
キーワードアラート
CRM連携(HubSpot等)✅ Pro以上✅ 全プラン✅ Pro以上△ Zapier経由△ Zapier経由△ Zapier経由

AI議事録ツール 料金比較表

ツール無料プラン最安有料プラン主な制限解除内容
MeetGeek5回/月$15/ユーザー/月(Basic)録音無制限・HubSpot連携
Fireflies.ai800分/月・限定機能$10/ユーザー/月(Pro)録音無制限・AskFred AI検索
tl;dv録画無制限・AI要約5回/月$18/ユーザー/月(Pro)AI要約無制限・CRM連携
Notta120分/月$13.99/月(Pro)録音800分/月・ファイル変換
Tactiq5回/月$8/月(Pro)文字起こし無制限・AI要約
Otter.ai300分/月$10/ユーザー/月(Pro)1,200分/月・要約機能拡張

MeetGeek――会議ライブラリ検索とキーワードアラートが強み

Google Meet・Zoom・Teamsに対応し、カレンダー連携で会議に自動参加・録音します。最大の特徴は「会議ライブラリ」機能で、蓄積された全会議を横断検索できます。「先月のプロジェクト会議で出た決定事項」をキーワード検索して該当箇所にジャンプできるため、チームの「会議記録の検索エンジン」として機能します。競合名や「解約」などのキーワードアラートで重要発言を見逃さない機能も営業・CSチームに人気です。

Basicプラン($15/月)以上でHubSpot・Salesforce・Pipedriveとのネイティブ連携が使え、会議要約が自動でCRM上の商談・コンタクトページに追記されます。

Fireflies.ai――CRM連携の広さと「AskFred」AI検索が特徴

Zoom・Google Meet・Teams・Webexの4プラットフォームに対応し、無料プランでも800分/月の録音が使えます。「AskFred」という機能で会議の文字起こしに対してチャット形式でAIに質問でき、「この会議でどんな課題が出たか」「次のアクションをまとめて」などを会話感覚で確認できます。HubSpot・SalesforceへのCRM連携が全プランで使える点がMeetGeekとの大きな違いです。

無料プランでも主要機能が試せるため、まずFireflies.aiでチームの運用フローを確立してから有料化するのがおすすめです。

tl;dv――無料で録画無制限。動画クリップ共有が強み

無料プランで録画・文字起こしが無制限(AI要約は月5回)という無料枠の太さが最大の強みです。会議の特定部分を「クリップ」として切り出してSlackやNotionに共有する機能に優れており、「この発言だけ上司に見せたい」「会議ハイライトをチームに共有したい」用途に向いています。英語話者が多い国際会議での利用実績が特に豊富です。

Proプラン($18/月)ではAI要約無制限・CRM連携・カスタムAIレポートが使えます。まず無料で試して、チームに定着したら有料化という流れが最もスムーズです。

Notta――日本語精度No.1。対面録音にも対応

日本発のAI文字起こしサービスで、日本語の文字起こし精度が最も高いツールです。会議ボット・音声ファイルアップロード・スマホでのリアルタイム録音(対面会議)の3方式に対応しており、オンライン会議に限らず使えます。Word・PDF・SRTへのエクスポートや社内共有機能も充実しており、日本語会議が多い国内企業に特におすすめです。

Proプラン($13.99/月)では月800分・ファイル変換・優先サポートが使えます。無料プランは月120分なので、週1〜2回の会議なら無料枠でも十分試せます。

Tactiq――会議中のリアルタイム字幕表示に特化

Tactiqはブラウザ拡張機能として動作し、Zoom・Google Meet・Teamsの会議中にリアルタイムで字幕をオーバーレイ表示します。他のツールが「会議後に議事録を確認する」スタイルなのに対し、Tactiqは「会議中に字幕で確認しながら進行する」スタイルです。耳が不自由な方や、非母語の言語での会議が多い方に特に有効です。

Proプラン($8/月)は最安クラスで、文字起こし無制限・AI要約・Notion/Slackエクスポートが使えます。機能はシンプルですが、「とにかく会議中にテキストで見たい」ニーズには最適です。

Otter.ai――英語会議の老舗。日本語は不向き

英語文字起こしの精度は業界トップクラスですが、日本語対応は発展途上で実用レベルに達していません。英語がメイン言語のグローバル企業や英語学習目的での利用、英語オンリー会議に限れば有力な選択肢です。ただしアフィリエイトプログラムがないため、当サイトでは純粋な情報提供として掲載しています。

用途別おすすめ

用途・状況おすすめ理由
まず無料で試したいtl;dv録画・文字起こし無制限の無料プラン
日本語精度を最優先Notta日本語文字起こし精度No.1
営業チーム・CRM連携が必要MeetGeek / Fireflies.aiHubSpot・Salesforce自動連携・キーワードアラート
過去の会議を横断検索したいMeetGeek会議ライブラリ機能が最も充実
会議ハイライトを動画クリップで共有したいtl;dvクリップ切り出し・Slack共有に最適化
Webexも含む全プラットフォーム対応Fireflies.ai4プラットフォーム対応
対面会議・外出先の録音も対応させたいNottaスマホ対面録音・文字起こしに対応
会議中にリアルタイムで字幕を見たいTactiqブラウザ拡張でリアルタイム字幕オーバーレイ
月額コストを最小限に抑えたいTactiq有料最安$8/月・機能は必要十分
英語オンリーの国際会議Otter.ai英語精度業界最高水準

AI議事録ツールを活用するコツ

  • 会議前にアジェンダを共有する: AIが会議の構造を理解しやすくなり、要約精度が上がる
  • 話者名を事前登録する: 話者分離精度が向上し「誰が何を言ったか」が明確になる
  • 要約後に人間がレビューする: 固有名詞・数字・専門用語の誤認識は必ず確認する
  • アクションアイテムをプロジェクト管理ツールに貼る: NotionやAsanaとの連携で議事録→タスク化を自動化できる
  • 無料プランで1〜2週間試す: チームのワークフローに合うかを確認してから有料化する