ブラウザで調べものをしながらその場でAIに質問したい、英語ページをすぐ翻訳したい、会議を自動で文字起こししたい——そんなニーズに応えるのがChrome AI拡張機能です。ChatGPTのタブに切り替えなくても、どのページでも右クリックやショートカット一発でAIが呼び出せます。

本記事では2026年注目の5サービスを機能・料金・使い勝手で比較し、用途別のおすすめを解説します。

Chrome AI拡張機能 5サービス比較表

項目MonicaSiderMerlin AIPerplexityTactiq
対応モデルGPT-4o・ClaudeGeminiGPT-4o・Claude・GeminiGPT-4o・Claude・Llama独自+GPT-4oGemini・GPT-4o
翻訳◎ 高品質
ページ要約
YouTube要約
会議の文字起こし・議事録◎ 特化
AI検索◎ 最強
画像生成
無料枠30回/日40回/日102回/日無制限(制限あり)月10回
有料最安(年払い)$8.3/月$4.2/月$9.9/月$16.7/月$8/月

Monica――総合力No.1のオールインワン型

Monicaは翻訳・要約・チャット・画像生成・PDF解析・ライティング支援を1つの拡張に集約した「何でもできる」型のAIアシスタントです。

  • 翻訳品質が最高クラス:選択テキストをその場で高精度翻訳。英語論文・海外ニュースの読み込みが格段に速くなる
  • 最多モデル対応:GPT-4o・Claude Sonnet・Gemini 2.5 Proなどを1つの拡張から使い分けられる
  • PDF・ドキュメントチャット:PDFをアップロードして内容に質問できる機能が充実
  • ChatGPT Plusより安い:複数モデルが月$8.3〜(年払い)で使えるコスパの良さ

弱み: 無料枠が1日30回と少なめ。機能が多すぎて使いこなすまでに時間がかかる。

こんな人に: 英語リサーチ・翻訳・文章作成を毎日使う人。複数のAIモデルを試したい人。

Sider――コスパ最強で機能はMonicaと同等

Siderは年払いで月$4.2〜という最安クラスの料金が最大の強みです。機能的にはMonicaとほぼ同等で、1日40回の無料クエリもMonicaより多め。

  • 価格がMonicaの約半額:年払いなら月$4.2〜。コストを抑えて同等機能を使いたい人向け
  • Google Docs連携:Google DocsやスプレッドシートでAIをそのまま呼び出せる
  • 無料枠が多い:1日40回はMonicaより10回多く、軽めの用途なら無料のまま使い続けられる

弱み: 翻訳品質がMonicaよりやや劣る。UIのレスポンスが遅い場合がある。

こんな人に: 機能はしっかり欲しいがコストを抑えたい人。Google Workspaceをよく使う人。

Merlin AI――無料102回/日で気軽に使いたいなら

Merlinは1日102回という圧倒的な無料クエリ数が特徴です。まずChrome AI拡張機能を試してみたい人に最適です。

  • 無料クエリが最多:1日102回は他サービスの2〜3倍。普段使いなら無料のままで十分
  • SNS特化機能:Twitter・LinkedIn・Gmail用の専用プロンプトが用意されており、SNS運用を効率化できる
  • シンプルなUI:機能を絞ったシンプル設計で、使い始めるまでのハードルが低い

弱み: 画像生成機能が弱い。翻訳品質・複数モデル切り替えはMonicaに劣る。

こんな人に: まず無料で試したい人。SNSやメールの文章作成補助が目的の人。

Perplexity拡張――AI検索・情報収集に特化

Perplexityは「AI検索エンジン」として知られるサービスのChrome拡張版です。翻訳・要約よりも「リサーチ・情報収集」に特化しています。

  • AI検索の精度が最高クラス:Webから最新情報を引用しながら回答。情報源リンク付きで信頼性が高い
  • 無料で高機能:基本的なAI検索は無料で使える
  • ページ内コンテキスト検索:閲覧中のページの内容を踏まえた質問ができる

弱み: 翻訳・文章作成・画像生成はMonicaやSiderに大きく劣る。リサーチ特化。

こんな人に: 調査・リサーチが多く、情報の信頼性(出典)を重視する人。

Tactiq――Google Meet・Zoom会議の議事録に特化

Tactiqは会議の文字起こし・議事録自動生成に特化したChrome拡張機能です。Google Meet・Zoom・Microsoft Teamsなどに対応しており、会議中にリアルタイムで字幕を表示し、終了後にAIが議事録を自動生成します。

  • 会議特化の精度:話者分離・リアルタイム字幕・キーポイント抽出が自動化される
  • 多言語対応:日本語含む多数の言語の文字起こしに対応
  • Notion・Slackへのエクスポート:議事録を自動でNotionやSlackに送れる

弱み: 翻訳・要約・AI検索など会議以外の用途には使えない。専用ツールのため単体で完結する機能は限定的。

こんな人に: 週3回以上オンライン会議があり、議事録作成に時間を取られている人。

用途別おすすめ

こんな人におすすめ
英語サイトの翻訳・リサーチがメインMonica(翻訳品質No.1)
コスパ重視・安く使いたいSider(年払い$4.2/月)
まず無料で気軽に試したいMerlin AI(無料102回/日)
情報収集・リサーチが多いPerplexity(AI検索特化)
会議の議事録を自動化したいTactiq(会議特化)
複数モデルを使い分けたいMonica(最多モデル対応)
Google Workspaceで活用したいSider(Google Docs連携)

インストール方法

  1. Chromeブラウザで「Chrome ウェブストア」にアクセス
  2. 拡張機能名(Monica / Sider / Merlin / Perplexity / Tactiq)で検索
  3. 「Chromeに追加」をクリックして拡張機能を追加
  4. ツールバーのパズルアイコンから拡張機能をピン留めして完了

すべて無料プランから始められます。インストール後すぐ使えるため、まず試してから有料プランを検討するのがおすすめです。

よくある質問

Chrome AI拡張機能は安全ですか?

Monica・Sider・Merlin・Perplexity・TactiqはいずれもChromeウェブストアの審査を通過した正規の拡張機能です。ただし、拡張機能はブラウザのデータにアクセスできるため、インストール時に要求される権限を確認し、不要な権限を求める拡張機能は避けてください。本記事で紹介しているサービスはいずれも利用者数が多く、企業向けにも提供されている信頼性の高いツールです。

ChatGPTとChrome AI拡張機能は何が違いますか?

ChatGPTはブラウザの別タブで使う独立したサービスですが、Chrome AI拡張機能は閲覧中のページ上にオーバーレイ表示されるため、タブを切り替えずにその場でAIを使えます。ページの内容を直接参照した要約・翻訳・質問応答ができる点が最大の違いです。MonicaやSiderはChatGPTと同じGPT-4oも利用できるため、ChatGPT Plusの代替として使う人も多いです。

無料プランだけで十分使えますか?

軽めの用途(1日数回の翻訳・要約)ならMerlin AI(102回/日)またはPerplexityの無料プランで十分です。毎日積極的に使う場合はMonicaやSiderの有料プランが快適です。いずれも無料から始められるので、まず無料で使ってみて必要性を感じてから有料に移行する方法がおすすめです。

複数のChrome AI拡張機能を同時にインストールできますか?

技術的には可能ですが、複数の拡張機能が同時にアクティブになるとUIが重なったり動作が遅くなる場合があります。用途別に使い分けるなら「メイン1つ+会議用Tactiq」の組み合わせが実用的です。

まとめ

Chrome AI拡張機能はどれも無料から試せます。まず迷ったらMonica(総合力)Merlin AI(無料枠最多)を試してみてください。会議の議事録自動化が目的ならTactiq、リサーチ中心ならPerplexityが向いています。

翻訳・要約・文章作成を毎日使うならMonicaが最もコスパが良く、まず機能を体験したいだけならMerlin AIの無料プランが最適です。