2025年初頭、中国のDeepSeek社が開発したAIモデルが「GPT-4oと同等の性能を大幅に低いコストで実現した」として世界中で話題になりました。DeepSeek-V3・DeepSeek-R1はいずれも無料で利用でき、APIも格安。本記事ではDeepSeekの始め方から活用術まで解説します。

DeepSeekとは?

DeepSeekは中国のDeepSeek社が開発したLLM(大規模言語モデル)です。主要モデルは2種類:

  • DeepSeek-V3: 汎用テキスト生成モデル。文章作成・要約・翻訳・一般的な質問応答に対応
  • DeepSeek-R1: 推論特化モデル。数学・コーディング・論理的な問題解決に強みがある

両モデルともオープンソースとして公開されており、自社サーバーへのデプロイも可能です。

なぜ無料で使えるの?

DeepSeekは学術研究・技術普及を目的としてモデルを公開しています。Webインターフェース(deepseek.com)は基本無料で使えます。APIは有料ですが、入力トークン$0.14/M〜と他サービスと比較して格安です。

始め方(Web版)

  1. deepseek.com にアクセス
  2. 「Sign Up」からメールアドレスで無料登録
  3. チャット画面で質問を入力するだけ

右上のモデル選択から「DeepSeek-V3」(汎用)と「DeepSeek-R1」(推論)を切り替えられます。

日本語での使い方

DeepSeekは日本語に対応しています。日本語で質問すれば日本語で回答します。

  • 文章作成・ブログ記事の下書き作成
  • メール・ビジネス文書の作成
  • 英語→日本語の翻訳・要約
  • コードのデバッグ・解説(DeepSeek-R1が特に得意)

ChatGPT・Claudeとの比較

項目DeepSeekChatGPTClaude
無料プランあり(制限なし)あり(GPT-4oに制限)あり(Claude 3.5に制限)
コーディング◎(R1が特に強い)
日本語品質
API料金◎($0.14/M〜)△($2.50/M〜)△($3/M〜)
オープンソース××

DeepSeek-R1はコーディングに強い

DeepSeek-R1はOpenAIのo1と同等のコーディング・数学能力を持つとされています。複雑なアルゴリズムの実装、バグの原因特定、コードの最適化提案など、エンジニアの日常業務を強力にサポートします。Claude CodeGitHub Copilotと組み合わせて使うのもおすすめです。

APIの使い方

DeepSeekのAPIはOpenAI互換のインターフェースを採用しています。既存のOpenAI SDK(Python・Node.js)をほぼそのまま使えます。

from openai import OpenAI

client = OpenAI(
    api_key="your-deepseek-api-key",
    base_url="https://api.deepseek.com"
)

response = client.chat.completions.create(
    model="deepseek-chat",
    messages=[{"role": "user", "content": "こんにちは"}]
)
print(response.choices[0].message.content)

注意点

  • 中国企業のサービスのため、機密性の高い業務データの入力は避けましょう
  • R1モデルは回答生成に時間がかかる場合があります
  • 画像生成・音声機能はChatGPTと比較して限定的です

まとめ

DeepSeekは「無料で高性能なLLMを使いたい」「APIコストを抑えたい」という用途に最適です。特にコーディングや推論タスクでは他サービスと遜色ない性能を発揮します。まずは無料のWebインターフェースで試してみてください。チャットAIの比較表もあわせてどうぞ。